インタビューさせて頂く時に楽しいことの一つは、そのアーティストが学生時代にどんな音楽を聴いて育ったか?を伺うことです。

インタビューでいまひとつ会話がはずまない場合でも、学生時代に大好きだったバンドやミュージシャンの話は熱を込めて話してくれたりします。
そして、私に「あなたが影響受けた音楽は?」と尋ねて下さって、意気投合することもあります。

私もインタビューされる立場だったら、学生時代に聴いていた音楽について一人で熱く長々と語ってしまうことでしょう。

私が学生時代一番好きで影響を受けたのは、フュージョンバンド "カシオペア"です。
現在もカシオペア3rdと名前を変えて人気のバンドですが、私が一番好きだったのは野呂一生(ギター)、向谷実(キーボード)、櫻井哲夫(ベース)、神保彰(ドラムス)のメンバーだった頃。
このメンバーでのライブは5回行きました。

初めてライブに行った後は、あまりの嬉しさに一カ月ぐらいは授業中にぼーっとしてました。
そのぐらい大好きだったんです。
カセットがラジカセに絡まるぐらい何度も聴きました。
テープがラジカセに絡まった時は泣きそうになり、近所の電器店のおじさんに直してもらいました。

カシオペアの音楽は全員のテクニックが凄いだけじゃなく、歌心あふれるメロディ、ベースとドラムスのリズム隊の刻むビートのワクワク感、バラエティに富んだ曲調、初めて聴いてから何年たっても飽きずに今も聴いています。

初めて聴いたのはラジオから流れた「Looking Up」。
躍動するベース、美しくてキラキラしたピアノ、この曲はなんだろう!?と一瞬で好きになったんです。

カシオペアをこれから聴くなら、ベスト盤の「THE SOUNDGRAPHY」がオススメ。
表題作の「THE SOUNDGRAPHY」は当時日立マクセルのCMに彼らも出演した時の曲で、夏っぽい爽やかな曲です。「Looking Up」や代表曲の「朝焼け」も収録。日なたぼっこしたくなる軽快な「サニーサイド・フィーリン」も入ってるし、神保彰さん作曲の「ミッド・マンハッタン」も最高。



聴きこんでいるファンと話すと、ライブ盤の「ミント・ジャムス」が一番好き!という人が結構多いんです。 このアルバムでは、エレピの美しい音色が印象的でメロディの美しい「テイク・ミー」「スウェアー」がいいんですよね。 Apple Musicでもカシオペアのアルバムはたっぷり聴けますよ。



エレクトーンを弾いてる人でフュージョン好きな人は多いと思うのですが、私も例にもれずエレクトーンでフュージョンを弾きまくっていました。 特にスクェアの「宝島」と「オーメンズ・オブ・ラブ」「オール・アバウト・ユー」は何回弾いたことでしょう。 でも、カシオペアの曲は弾く気になれないんです。 難易度が高いということもあるけど、自分にとってある意味、聖域なのかもしれませんね。 好き過ぎて、自分で演奏する気にはなれないっていう。